《お待たせ、優華ちゃん。》 3人で話してるところに監督さんが戻ってきた。 『はい。』 あたしは少し緊張しながら監督さんと目を合わせた。 《えーっと今の状況なんだけどねまだ撮影が最終章分あるから2話分撮らなきゃいけなくて…でも響子ちゃんのスケジュールも合わないから代役を立てたんだ。何十人と見て来たけど僕も君が合ってると思う。だからこの代役を受けてくれないかな?》 …こんな一般人に監督さんから直々に言われたら断る理由もない。 『あの…本当にあたしでいいんですか?』 シ―――――――ン…