kiss × キス × kiss






「よし!優華GET!次の講義で終わりだー♪」







GETって…
いつでもノゾミの誘いは断らないのに;








また再熱したドラマの話に耳を傾けている時







ポケットで携帯が震えた。








…誰だろう?








「彼氏から電話ー?」







彼氏いない事知ってるのに茶化すノゾミを軽く睨み







ディスプレイを見た。










“080‐XXXX‐XXXX”







誰だろう…知らない番号。








「知らない人なの?」






『…うん。』






「出てみれば?悪戯なら着拒しちゃえばいいし!」






ノゾミの言葉に頷き、少し離れた所へ席を立ち電話に出た。