kiss × キス × kiss






それから特に何する訳でもなくて…








ただリビングでTV観たり、雑誌見たり、








それぞれ好きな事をしていた。











『明日は仕事なんですか?』









「あぁ。今度始まるドラマの撮影。」








……あぁ。ノゾミがいっていたドラマか。









『そっか。体調崩さないように気を付けてくださいね。』






「…頑張れ。とか大変ですね。とか言わないんだな。」







『…だって頑張ってる人に他人が頑張れって酷じゃないですか?俳優さんのお仕事がどれくらい大変なのかは素人のあたしにはわからないので軽率な発言は出来ないです。』









「…フッ。…お前面白いな。」








不意に口角を上げた國府田蓮二に一瞬、目を奪われた。