今、着ている服は
ハイウエストになっている黒のレザータイトスカート。
上には、綺麗な白いシャツに少し長いロングカーディガン。
……こんなに大人っぽいの初めて。
《國府田様をお呼びしますね。》
……え！？
あの人に見せなきゃいけないの？
試着だけなら見せなくていいよね？！
って口に出そうとした時には、カツカツと靴の音を鳴らして登場した國府田蓮二。
「………。」
目が合ってるはずなのに…
無言で近づいてくるから恐ろしい。
『あ、あの…やっぱり大人すぎてあたしには似合ってないですよね。』
オーラに負けじと、言葉を発するもののつい弱気になってしまう。
「………。」
そして、未だに無言を貫く國府田蓮二。
…この時間が耐えられない。
