Black World

大切な友達に、いつまでも嘘をつかせてしまうかはわからない。


でも風羽が痺れを切らす前には、ちゃんと言わなきゃ。


だから今だけは、風羽の優しさに甘えよう。


久しぶりに触れた、仲間の(友達の)優しさに泣きそうになる。


それと同時に、心の底から申し訳なかった。


だけど、気付けた。


ううん、風羽が気付かせてくれた。


離れた今も繋がる、みんなとの絆を壊したくない。


独りは、寂しい。と思っていた。


でもそれは、1度でも誰かの優しさに触れたから、寂しいと思ってしまうんだ。


過去があって、今がある。


なら私は今をどう生きれば、未来で笑っていられるのだろう?