Black World

そんな私に、成瀬は小さなため息を零した。


そして、冷ややかな視線を送ってくる。


「誰に売ったんだよ、喧嘩」


なんで、喧嘩を売った前提の言い方なの?


そんなこと、、、


してないとは、言えない状況だったかも。


「戸田先輩って人」

「これまた、めんどくさい奴に」


今更そんなことを言われても、知らなかったし。


知らなかった。


その言葉が、この世界でどれだけ意味の持たない言葉か知っている。


でも知らなかったんだから、仕方ない。


それにやってしまったことを、グダグダ言っても何も変わらない。


こういう時は、開き直ることしか出来ない。


何か言われたり、やられたら考えよう。