学校に通うようになって、早1ヶ月。


家では前と同じように、同じ場所から一歩も動かずに過ごす。


学校ではロクに授業も聞かず、ただ寝る。


家で中々寝れない私にとって、学校は睡眠の場所だ。


あの日から1人の時間は孤独に襲われ、ロクに寝れない。


孤独の闇に、引きづられそうで、、、


だから、学校は調度良い。


睡眠を妨げる者も居るが、孤独の闇を気にしなくて済む。


「絢瀬。次、体育だよ」


あの日から、まひろは何かと関わってくるようになった。


そして、睡眠の邪魔をする。


学校に通うようになってから、1度も出ていない体育。


今日だって、出るつもりはなかった。