Black World

「目的は変わらねぇ。変えるつもりもねぇ」


璃雄は迷いなく、そうキッパリと言い切る。


「待ってろ、絢瀬。スケット連れて、迎えに来るから」


そんな璃雄に頷き、みんなのことを見送った。


不思議と不安はなくて、心は晴れやかだった。


どれくらい待っていたかわからないが、遠くから聞こえて来たバイクの音に顔を上げる。


スケットって、、、


近付いてくる彼らの姿に、私は目を見開く。


「無事成功」


幼い子供が欲しい玩具を手にしたような顔で、璃雄は笑みを浮かべる。


「詳しいことは、戻ってから。絢瀬、乗って」


風羽に促され、私は言われた通りに従う。


来たときと同じように、風羽の後ろに乗った。