Black World

「だろうな。うちには、絢瀬がいるからな」

「私?」


よくわからぬ、璃雄と春馬に首を傾げる。


「だが、お前がやろうとしてることは簡単なことじゃねぇぞ?」

「それくらいじゃなきゃ、面白くねぇ」

「もう勝手にしろ」


春馬は諦めたように口にしたが、璃雄を見放したわけではないようだった。


「近いうち、黒虎と黒龍の戦争は起こる。そのタイミングに付け入らせてもらうか」


黒虎と黒龍の戦争?


「戦争?」

「あぁ。下っ端どもがくだらねぇことで揉めて、引っ込みが付かなくなったんだろうな」


よくわからぬ状況に問えば、璃雄が教えてくれた。