Black World

あ!


来陽の部屋から勝手に持ち出してきてしまった、薬をポケットから取り出す。


「持って、来ちゃった」


大事な薬だったら、どうしよう。


、、、この病院。


薬の袋に書いていた病院の名を見て、千歳が働いている病院だと気付く。


私は携帯を取り出し、千歳へと連絡を入れる。


そして千歳が電話に出るなり、私は話を始める。


「千歳。教えて欲しいことがあるの」

『何だよ』


私は、来陽の情報を口にする。


『は?』

「その人、千歳の病院に通ってるみたいなの。それで、どうして薬を飲んでるか知りたいの」

『患者の個人情報なんて、教えられるわけねぇだろ』


わかってる。