そんな来陽に会うは、辛くて苦しかった。


同じ空間に居るのも、耐えられなくなった。


だから私は、来陽から逃げたんだ。


これ以上、傷つくのが嫌で、、、


何事もなかったように、私だけを置き去りに進む時間。


何もなかったかのように、普段の生活へと戻って行く日々。


その時間の波に、私だけが取り残した。


私だけが、来陽との過ごした日々から抜け出せない。


あの町には、来陽と過ごした思い出が多すぎる。


だから大事な仲間にも何も告げず、私は逃げるようにあの町を離れた。


だからと言って、すぐに気持ちを整理をするのは出来なかったけど。