Black World

来陽が言ったわけでも、私が決めたわけでもない。


だけど私と来陽の恋は、秘密の恋へとなった。


私がBlack Magicの人間だと、来陽は知らない。


私がちゃんと来陽に打ち明けていたら、私と来陽の恋はもっと早くに終わっていたのかな?


でも、だからこそ言わなかった。


、、、言えなかったんだ。


この恋を、終わらせたくなくて、、、


長い人生から見たら、高校生活の3年間なんて一瞬の時間。


だから無事に高校生活が終えられたら、全てが上手くいくような気がしていた。


だから来陽や仲間にも隠し、この恋を守ろうとした。


1つの嘘に、たくさんの嘘を重ねた。


その度に、誰にも届かぬ謝罪を繰り返した。