風「もうすぐで、海々の誕生日やね!」
海「あ、うん...」
気づけば夏休み終わってすぐの
怒涛の体育祭練習も
どうでもいい体育祭も
特にこれと言った思い出もなく
過ぎていて、私の誕生日が
間近に迫っていた。
でも、そんなの
どーでもいい。
すんごい、どーでもいい。
私の視界に入る
あの光景はなにさ!お!?
私の隣の席の人に
群がる女子数人。
風「体育祭から一気に
翔太の株って上がったでねぇ」
体育は水泳以外、男女別なので
今まで女子は気づかなかったのだ。
瀬戸くんが水泳以外は
運動神経抜群だということに。
学年でトップクラスのレベル。