2度目の恋の行方









海「ねぇ」










日「ん?」










海「それ、好きなが?」









筆箱を指差して聞いてみた。










開けたままだから

中身も見えたのだが

リラックマだらけ。










弁当の時間になって

透馬に席を代わってもらったし

仲良くなる為の第一歩の質問。











日「あ〜、リラックマじゃなくて
キイロイトリが好きなが」










リラックマの傍にいる

名前そのものの

黄色の鳥を指差してくれた。










海「何で、ヒヨコやなくて
キイロイトリながやろーかね?」










日「何でやお?分からん」










海「ねぇ、ヒヨコって呼んでかまん?」










日「ヒヨコ?」










海「うん。キイロイトリ好きで
名前 ひより やし!ヒヨコ!イヤ?」










日「ううん!ヒヨコでかまんよっ」










海「サンキュー!ヒヨコ、よろしく!」










日「よろしく。海々ちゃん!」