「相沢さん、もう1時間目始まるよ」


先生が時計を見ながら言った


「あー! やばっ! 先生またね!」


私はまた教室を目指した


先生にぶつかるなんて


今日はラッキーすぎる


私は本気で先生が好き


先生は私を変えてくれたから


何より先生の優しさが私の心の支え


いつの間にか何でも言える関係になっていた


そんな運命の出逢いは中学3年生の夏だった