何分たっただろう


「あれ? 相沢さん!」


その声で我に返った


「水澤先生…」


「鍵閉めに来たよ まだ残ってたんだ 勉強?」


先生は私の隣の席に座った


「もう施錠の時間か… 勉強なんかじゃないよ…」


「そう… じゃあ何してたの?」


「別に… 先生には関係ないでしょ」


本当は先生が来てくれて嬉しいのにわざと素っ気ない態度をとってしまう