禁断の甘い果実

「こ、ここは…」


そう声が聞こえ私はベッドに目をやった


「あっ、目が覚めたんですね! あの助けていただいてありがとうございました!」


「君があのときの そうか無事だったんだね」


「はい 軽傷で済みました」


「それは良かった」


その人はニコッと笑った


ドキっ


なんだろう


この感覚は…


「あの… 私相沢美里と言います」


私は動揺を隠すために自己紹介をした


「僕は水澤誠 よろしくね」


水澤誠…


何かいい響きだな


「わ、私看護師さん呼んできます!」


「あっ、ちょっと! ナースコールあるけど…」


その声は私には聞こえなかった