「本当はもっと早くお礼を言いに来たかったのだけどなかなかわからなくてごめんなさい」 「いえ、会いにきてくれて本当に嬉しいです」 「でも、あの事故のせいで雪さんは・・・」 少女のお母さんは涙をながしながら 「本当にありがとう、娘を助けてくれて」 「いえ、とんでもない、助けられて良かった」 そのあともお母さんは何度も何度も雪にお礼を言って帰って行った 「本当に良かったね、雪・・・」 「うん!」 自然と二人は手を握り合っていた