「じゃあ、今日はこれで終わりです!また来週」
『は〜い』
そして、雪の元へ
「すいません、手伝ってもらって。助かりました」
「いえ、わたしも楽しかったです」
「それは良かった」
雪はわざとなのか目を合わせてくれない
「子供達からすごい人気ですね」
「まあ、最初の頃は大変でしたけど」
「いつからやってるんですか?」
「2ヶ月前ぐらいからですかね、退院しても学校の勉強についていけるように」
「すごいですね」
「いえ、そんなことは」
「今日は日村先生の仕事終わるまで待ってますから」
「え!あ、はいわかりました」
それから雪は本当に待っていてくれて
「すみません、行きましょうか」
「はい・・・」

