「雪!雪!」

何度も大きな声で俺は雪の名前を叫び続けていたが雪はそのまま緊急手術室へと運ばれて行った

「雪・・・いったいなにがあった」

今だに頭のなかがぐちゃぐちゃで、起こっていることに理解が追いつかない・・・

「裕君!」

「お母さん・・・雪が今・・」

「私もさっき電話をもらってきたとこなの、まさか裕君の病院だったなんて」

「雪になにがあったんですか」

お母さんの話によると、雪は信号無視をしてきた車から女の子をかばって事故にあったとのことだった・・・

「なんで雪が・・・」

「たぶん、体が自然に動いたんだと思うわ・・」

手術室のランプが消えて

「先生!雪は大丈夫なんですか!」

「日村先生!今は油断を許さない状態です。」

「そんな・・・」

そして、雪の病室へ・・・