「そんな雪を見てて胸の奥が熱くなって守りたいって思うようになって、委員会で一緒になったらきつい仕事は俺が全部やるように決めたんだ」

「そうだったんだね、気づいてはいたけどね」

「まじか！」

「だから私も自然と裕也のこと好きになって彼女になれたらなあ〜って思ってたんだから！」

「現実になったわけだ？」

「裕也から屋上に呼び出された時は今までで1番ってくらいにどきどきがやばかったんだから」

「俺だって、告白なんて初めてで言葉が飛んじゃうんじゃないかってあがりまくってたんだからな」

「顔が真っ赤だったもんね」

「雪だって夕日と同じくらいに赤かったぞ？」

「もう！」

「本当に雪は真面目すぎて付き合い始めたというのにずっと敬語だし、困ったんだからな」

「あはは、そうでした！」

「今は雪に告白して本当に良かったと思ってる、こうして雪のそばにいられて」

「・・・・」

「雪？」

「改めて言われると恥ずかしすぎる・・・」

「な！雪が聞きたいって言ったからだろ！」

「はいはい、裕也の好きはよ〜くわかりましたから」

「まったく、雪の彼氏はたいへんだぜ」

「裕也の彼女もいろいろたいへんよ！あはは」