「どうした雪?」
「・・・ごめん、チョコないや」
「え!まじか」
「ほんとごめん・・・」
裕也のためにわたしの好きって気持ちいっぱいこめてつくったのに自然と涙が溢れてきて
「いいって雪、泣くなよ」
「でも・・・でも・・・今日裕也に渡したかったのにはじめてのチョコ」
「明日でも俺はいいから」
「バレンタインは一年で今日だけだもん」
「そりゃそうだけどないものはしょうがないだろ?」
「もう、私って馬鹿」」
「よし!もう教室に帰るぞ、バレンタインは毎年くるんだから」
「うん・・・」
裕也はそういってるけど本当は欲しいに決まってるだって今年は2人にとってはじめてのバレンタインなんだから

