私は、べろべろに酔っていて何を話したかも分からなかった。 ただ、男の人の爽やかな笑顔が目に入っていた。 次の日、気づいたら事務所のソファで寝ていた。 「…っ…頭痛いぃ…」 二日酔いだわ… 薬飲まなくちゃ… 私は、そのままソファから降りたら、ふと机の上に紙が置いてあるのが目に入った。 紙には… 『また、会おうね。』 綺麗な字で、その言葉が書いてあった。 会おうね…ねぇ… もう会う気なんてないわよ。 翔ちゃんに誤解されるでしょう? 私は、その紙をくしゃくしゃにしてゴミ箱に捨てた。