「なんだよ、その仕事… ヒーローにでもなる仕事なのか…?」 俺が、そう言うと… 男は、クスクス笑い出した。 「ヒーローか… ちょっと違うかな…? まぁ、悪いヤツをやっつけるっていうのは合ってるけど…」 悪いヤツをやっつける仕事…? ヒーローショーとかの仕事か…? 「ねぇ、やってみない? お兄さんの性格は、この仕事にすっごい合ってるんだ! てか、必要なんだ!」 男は、真面目な顔で俺に言ってきた。 俺が必要…? 初めて言われたな…そんな言葉… 俺が必要…か…