「うおっ!お前ら何やってんだよ。」
南さんが、驚いた顔をして私達を見てきた
南さん、ナイスタイミングです!
「ちょっと、暁くんをどうにかしてください。」
私は、抱きついてくる暁くんを離して代わりに南さんに抱きついてもらった。
「…っ…ぼくは、ホモじゃないぃぃ…」
「えっ…!? 何言ってんの、暁くん!?」
混乱している南さんをまず、そのまま暁くんを支えてもらい相談室に連れていってもらった。
「えっと…どういうこと…?
暁くんの様子を見に行こうと保健室向かったら、なんか変なプレート飾ってあって…
近くにある階段から声がするから覗いてみたら、暁くん泣いてるし、水無月焦った顔してるし…マジ、どういうこと…?」
相談室に置いてあるソファで泣いてる暁くんを見ながら南さんは、私に言ってきた。
「私も分かりませんよ。
授業が終わり職員室に戻ろうとしていたら…
階段の隅に誰かいて、声をかけたら暁くんで…
暁くんは、泣きながら私に抱きついてきて私も訳が分かりませんよ。」
私は、ため息を吐いて南さん同様に泣いてる暁くんを見ていた。



