「…んっ…!」
そう思っていたら、僕の後ろから手が出てきて口を塞がれた。
そして、ベットから離れさせ手を退かせた。
僕の口を塞いだのは、冬樹先生だった。
「ダメだよ、白崎くん。
寝ている子の寝込みを襲うなんて。
保健室では、そういうことをするためにベットは貸さないよ?」
寝込みを襲う…!? 僕が…!?
「あっ、いや違いますっ!名取を襲おうとしたわけじゃ「白崎くんみたいな子でも、そういうことを考えちゃうんだね?
まぁ、俺は偏見はないけど…
無理矢理は、ダメだよ!」
違うって…!
僕は、そういう理由で襲ったことは一度もないよっ!
しかも男を…
違うよ、絶対に誤解された…!
「うん、名取くんには言わないであげるから…
もう、こんなことしちゃダメだよ?」
違うったら…!
どう、誤解を解けばいいのー!
「ほらっ、授業に戻って。
真面目に勉強しようね?」
僕は、体を押されて保健室から出された。
冬樹先生は、僕を保健室から出すとドアにプレートをつけた。
『保健室では、そういう行為はしないように!』
だから、誤解だってー!



