「無理。」 確かに、今… 仕事を探しているけど… こいつが怪しすぎて、その仕事も怪しいって感じに思える。 だから、断る。 「えぇー!? 早いよ、断るの~ 結構、時給いいよ?」 無理だな。 時給いいなら、尚更怪しい。 俺は、そのまま帰ろうとしたら… 「待って、待ってよー、お兄さんっ!」 俺の服を掴んでいるせいか… 男は、引っ張られながら俺を止めてくる。