「分かりました。
それでは、あなたの連絡先とあなたの指名を書いてください。
あと、この契約書も。」
暁くんは、どこからか紙を出してきて女の人に、その紙とペンを渡した。
契約書…!?
その言葉を聞くだけで俺の体はビクッと跳ねる。
そして、イラつきに変わる。
あの変人野郎…
絶対に戻ってきたら、一発殴ってやる。
いや、これは五発くらい殴らねぇと気が収まらねぇ!
「大丈夫ですよ。
この契約書は、結城さんが作ったのとは違い、ちゃんとしたやつですから。」
暁くんが俺がイラついているのに気づいたのかニコッと笑って言ってきた。
あぁ、暁くんの天使みたいな笑顔癒される…
こっちの暁くんの方が、やっぱり好きだなー



