「違うよ。

悠真は、俺の家族だからだよ。」


結城の声は、とても優しく…

心から思っているのだと分かる。


「悠真は、家族が欲しかったでしょう?

俺も欲しかった…


だから、家族になって…

家族を増やそうと思ったんだよ。」


こいつ、覚えてたのか…

俺が、家族が欲しいって言ってたこと…


「ここにいるBBBのみんなは、俺の家族だよ

悠真が、そう思ってなくても…


俺は、家族と思っているから。」


こいつは、いつもこうだ…

人を翻弄するのが上手い。


だから、腹が立つ。

何も言えなくなるから…


「イヤ…?

この場所、居心地悪い…?」


なんで、また…

そんな悲しそうな声出すんだよ…


「イヤじゃねぇよ…!」


「なら、よかった~!

もぉ、悠真は相変わらずツンデレなんだから~!」


うぜぇ!

だれが、ツンデレだ…!