BBB ~ 変人たちの集まり ~ 【完】


「でも、なんでいきなり、そんな話を…」


まさか…


「暁くんが、その『紅い鴉』だからですよ。」


嘘だろ…

暁くんが、あの『紅い鴉』!?


いや、でも、ちょっと待て…


「確か、『紅い鴉』って…

死んだんじゃなかったか…?


警察が崖に追い詰めたら、そこから飛び降りたって…」


「あれは、警察の嘘ですよ。

早く、人々を安心させるためと警察の信用の回復をね。


『紅い鴉』で、警察は、人々から信用を無くしていましたからね。」


「でも、噂を流しても…

『紅い鴉』が、また殺人を犯していたら…」


「犯さなかったんですよ。

何故かは、暁くんに直接聞いてください。」