俺は、暁くんの攻撃を逃げることしか出来なかった。
暁くん…
マジで、俺を殺そうとしてるっ…!
俺は、何度も暁くんに声をかけたが…
暁くんは、答えてくれない。
どうすれば…
俺は、この状況をなんとか出来ないかと考えていたら…
足が、倒れている男にぶつかりバランスを崩して倒れてしまった。
ヤバイ、やられるっ…!
俺は、目の前にいた暁くんにやられると思い目をつむったら…
「や…やめなさい、暁くんっ!」
水無月が、走ってきたみたいで息をきらせながら倉庫の中に声を響かせた。
「あっ? なんだよ、水無月。
邪魔すんじゃねぇよ。」
暁くんのナイフの先端が俺の首に少し刺さって、血が出た。
「その人は、私たちの新しい仲間です。
殺さないでください。」
「はぁ? こいつが、新しい仲間?」
暁くんは、確かめるように俺を見てきた。



