~♪
男の携帯が鳴った。
男は、その携帯を耳にあて誰かと会話していた。
「フッ。
てめぇらの仲間か…?
俺の知っている女と美少年が俺らの商品を奪おうとしてるみたいだとよ。」
まさか、暁くんたち見つかったのか…!?
「おい、そいつら捕まえとけ。
子供の商品よりも高値で売れそうだからな。」
男は、そう言って電話を切った。
「残念だったな~
俺らを捕まえて、何しようとしたか分かんねぇが…
逆に、俺らに捕まるとはな~」
男は、ニヤニヤと笑いながら携帯を片手で持ち遊んでいた。
「ちっ。
俺、あいつらのとこ行ってくる。
ここは、お前一人でも大丈夫だろ?」
俺は、すぐに暁くんたちの方へ向かおうとしたら…
フフフフッといきなり水無月が笑い出した。



