BBB ~ 変人たちの集まり ~ 【完】


「弥生さん、何回も言ってるけど…

俺は、弥生さんを彼女にする気はないよ…」


「じゃあ、私以外なら彼女にするの!?」


なんだ、これ…

俺たちは、なんでこんな話を聞かされなくちゃいけないんだ…?


「弥生さん。俺は弥生さんが好きだよ。

でも、弥生さんだけじゃなくて…


ここにいる、BBBのメンバー全員が好きなんだ。

俺は、みんなを家族と思っているからね…」


それは、俺も入っているのか…!?

勝手に家族にされても困るんだが…


そう言いたかったが…

そんな空気じゃなく、俺は黙っていた。


「じゃあ、家族としてデートしてくれる?」


「それなら、デートでも何でもするよ。」