「あのっ、弥生さん…」


暁くんは、服のことは気にせず…

抱きつかれたことに困ってたみたいだ…



暁くんは、なかなか離れようとしない七瀬を見て…


目で、俺に助けを求めてきた。


はぁ…仕方ないな…


「おい、七瀬。」


「何、なんか用?」


七瀬は、俺が気にくわないのか…睨んできた


「その、お前がいう…翔ちゃん?

そいつなら、たぶん…近くにいるぞ。」


「…えっ!?

翔ちゃんが、近くに!?」


七瀬は、暁くんから離れて周りを見渡した。