「フフッ…

やっぱり、私が入るには無理だったのかもね…


あなたたち家族に、私の入る隙なんて…

どこにもなかったんだから。」


「蕾様…

大丈夫ですっ!


蕾様には、私がいますっ!

蕾様と私は、家族です!」


こっちも大丈夫そうだな…


「南さん…

僕、人を殺すのをやめます。


こんなに大切な家族を…

また失いたくありませんから…」


暁くんは、飛びっきりの笑顔を俺に向けてきた。


「うん。

これが、家族で…
幸せってことなんだと思うよ。」


だから、もう…

不幸にならないように、命を大事にしよう…