「それは、相手次第ですね…」
「駄目だ。絶対に殺させない。」
俺は、水無月の手を強く握った。
「…いっ…分かりましたよ。
もともと僕は、そういう担当ではないので…
人を殺すことなんて出来ないんですよ。
あとは、勝手にしてください。」
水無月は、俺の手を払って…
手を抑えながら、部屋の奥にあるもう一つの部屋に入って行った。
「あっ、そうだ…!
君の名前聞いてなかったね…?
教えてくれる…?」
美少年と二人になってしまったから…
話す話題がなく、名前を聞くことにした。
「…僕の名前は、白崎 暁。
よろしくお願いします。」
「暁くんか…
よろしくな。」
美少年は、さっきまでとは違い…
俺を探るように見てきた。
なんだ…?
俺のことを見てきて…
美少年に見つめられると…
なんか照れるな…



