BBB ~ 変人たちの集まり ~ 【完】


私は、その場から逃げるように去った。


家に帰れない…っ!

蕾様にあわせる顔がない…っ!



私は、路地裏でしばらく泣いていたら…


「見つけた…

咲、どうしたの…


泣いたりして…」


「……………蕾さまぁ……」


私は、蕾様に全て話した。

死ぬ覚悟だった。


蕾様の大切な人を殺したんだから…


でも、蕾様は…


「…………もういい…

もういいよ……帰ろう…?」


こんな私を赦してくれた。

私は、自分が許せなかった。


今もそうだ…

蕾様に悲しい思いをさせた…


罪悪感が消えない…