「すみません。
俺、まだお姉さんのこと思い出せないし…
お姉さんのこと、ちゃんと知ってから付き合いたいから、まだ付き合えません。
早く思い出すように頑張るから…
待っててくれますか…?」
「………////
翔ちゃーんっ!
待ってる!いつまでも、待ってるよっ!」
七瀬さんは、翔の言葉に顔を赤くして翔にまた抱きついていた。
「七瀬さん。
馬鹿なことをやっていないで…
話を進めますから、翔から離れてください。」
「イーヤー!
翔ちゃんから離れたくないー!」
このままだと話が進まないだろっ!
早く、離れろって!
「弥生さん?
俺、まだ弥生さんに抱きつかれるの恥ずかしいから…
手で我慢して…?」
翔は、俺の言いたいことが分かったのか…
それとも、いつもの天然か分からないが…
七瀬さんを離して、手を出して七瀬さんと手を繋いだ。
七瀬さんは、翔の言葉に余計顔を赤くして嬉しそうに翔の手を握った。
ハァ……
疲れる……



