BBB ~ 変人たちの集まり ~ 【完】


「すみません。


俺、まだお姉さんのこと思い出せないし…

お姉さんのこと、ちゃんと知ってから付き合いたいから、まだ付き合えません。


早く思い出すように頑張るから…

待っててくれますか…?」


「………////

翔ちゃーんっ!


待ってる!いつまでも、待ってるよっ!」


七瀬さんは、翔の言葉に顔を赤くして翔にまた抱きついていた。


「七瀬さん。

馬鹿なことをやっていないで…


話を進めますから、翔から離れてください。」


「イーヤー!

翔ちゃんから離れたくないー!」


このままだと話が進まないだろっ!

早く、離れろって!


「弥生さん?

俺、まだ弥生さんに抱きつかれるの恥ずかしいから…


手で我慢して…?」


翔は、俺の言いたいことが分かったのか…

それとも、いつもの天然か分からないが…


七瀬さんを離して、手を出して七瀬さんと手を繋いだ。

七瀬さんは、翔の言葉に余計顔を赤くして嬉しそうに翔の手を握った。


ハァ……

疲れる……