「……もういいよ…
たぶん、俺…
あの後もお前を何度も怒ったんだろ…?」
「あぁ、まぁ…
一週間くらいは、ずっと怒りっぱなしだったな…」
本当に悲しかったのか…
俺を見るたび、怒ってきたからな…
「ごめんな。
俺、お前に甘えてばっかりで…
悠真といるとさ…
居心地が良くて楽しいからさ…
つい、甘えちゃうんだよ…」
「……………いいよ。
もう、お前の性格には慣れたからな。
それに、俺もお前といると楽しいし…
嫌だったら、三年間も一緒にいねぇよ。」
俺がそう言うと、翔はふわりと笑って…
小さな声で、ありがとう…って言ってきた。
俺の方が、お前に感謝したいよ…
お前と出会わなかったら、俺の人生はつまらなかったと思うからな…



