事務所に戻ったら、あの人が翔をまた奪いに来ると思う…
だけど、ここしかない…
俺らの居場所は、ここなんだ…
もし、あの人が来たら全力で翔を守らないといけない…
今度は、奪わせない…
七瀬さんたちは、心配しながらも俺に任せようと部屋から出ていった。
七瀬さんたちも疲れているから休まないと…
「……ん……悠真…?」
「…! 翔、気づいたか…!?」
翔は、目を擦りながら隣にいた俺を見て言ってきた。
「もう頭痛は、治まったか!?」
「頭痛…?あぁ、うん…大丈夫…」
よかった…
痛みが引いて、よかったよ…
「悠真、あのさ…」
「なんだよ…?」
翔は、言いにくそうに俺を確かめるように見てきた。
なんだ…?
どうしたんだ…?
「悠真、もしかして…
医者になったの…?
あんなに嫌がってたのに…
大丈夫なの…?」
「……………は?」
何を言っているんだ…?
やっぱり、頭がおかしくなったのか…?



