「でも、この仕事は…「いいんじゃないですか…? その人を雇っても。 結城が決めたことなんですから。」
美少年が何かを言おうとしたら…
白衣を着て眼鏡を掛けた男が美少年の肩を軽く叩いて言った。
なんだ、こいつ…
医者か、なんかか…?
「初めまして。
私は、水無月 悠真と言います。
この仕事の内容を結城から聞かされていますか?」
白衣の男は、自己紹介したあと…
落ち着いた話し方で、俺に聞いてきた。
「いや、聞いてない。
中にいるヤツに聞いてって言われたから…」
俺が、そう言うと…
白衣の男…水無月は、そうですか…と言って、何かを考えていた。
「ダメですよ、水無月さん!
この人を俺たちに関わらせたらダメです」
美少年は、俺がこの仕事に入るのを止めていた。



