そして、テレビゲームをすることになったのだが…
「………ちょっと、翔…」
「ん?なぁに~?」
いや、なぁに~?じゃなくて…!
「なんで、俺の腕の中でゲームしようとしてんの…?」
翔は、俺の腕の中で俺に背を向けテレビを見ながらゲームしていた。
まるで、俺が後ろから抱き締めている感じだ。
「………あっ、ごめん!
いつも兄さんや悠真とゲームするとき、その体勢でやっていたから、それが当たり前になってた。」
「……………あ…そうなんだ…」
こんな体勢でゲームしてたのかよ…!
なんか…
いや、言わない考えないでおこう…
翔は、俺から離れて俺の隣に座り直してゲームを続けた。
翔は、毎日やっているのか強かった。
負けてばかりだった…
「はぁー、強すぎだよ、翔ー!」
「暇なとき、やっていたからね~
強いのは当たり前だよぉ~!」
俺は、コントローラを投げて床に寝転んだ。
翔も俺と同じように寝転んで笑っていた。
俺は、翔と数回ゲームしただけなのに…
翔に対する壁をなくしていた。
あっ、ベット…………そうだ!
俺は、翔と逆の方を向いたらベットがあり…
ベットの下を覗いた。
「エロ本隠してないのかぁ~?」
「イヤ~ン!覗かないでぇ~!」
翔は、ノリがイイのか俺の言葉にノってくる。
ベットの下には、エロ本はなく…
何故かお菓子が大量に置いてあった…



