~ 濱田 視点 ~
「適当に座って。今準備するから。」
「あっ、はい…」
俺は、弟さんの部屋に連れていかれ弟さんは、ゲームの準備をしていた。
俺は、適当に座り部屋の中を見ていた。
ボス、マジでスゴイな…
弟さんの記憶に合わせるように、焼けた家を元通りに戻すなんて…
しかもこれ、部屋の家具なんかも昔みたいに同じなんだろ…?
凄すぎだろ…
「どうしたの、濱田くん…?
部屋の中、あんまり見られると照れちゃうよ…」
「す、すみませんっ!」
ヤバイ、見すぎた!
弟さんは、顔を赤くして頬を掻いていた。
「いやいや、冗談だからね。」
「あっ、すみません…」
冗談だったのか…
マジで失礼なことしちゃったと思ったよ…
「さっきから、何で敬語なの?
濱田くんって、俺と同じ18くらいに見えるけど…」
「…………あっ、はい。18です…」
そうだった…
この人、今18だと思ってるんだった…
ボスが使った薬…
楽しかった頃の記憶に戻す薬…
この人は、18…つまり高校生のときが一番楽しかったんだ…



