~ 翼 視点 ~
「どういうつもりかな…琴羽…」
俺は、ポケットからいつもの糸を取りだし琴羽に見せた。
俺と翔の楽しい時間を…
お前のせいで壊されたんだよ…?
これは、お仕置きしないとね…?
「ちょっ、落ち着けって!
俺は、わざわざ報告しに来たんだぞ!」
「報告…?
報告なら携帯からでも出来るよね…?」
なんで俺と翔の邪魔をしたのかな~?
「お前、絶対見ないだろ!
翔くんとの、その楽しい時間に携帯見るときはあるのかよ!」
それは…
翔と二人っきりの時間だよ?
携帯触る時間なんてないに決まっているだろ?
翔との時間は、一秒でもおしいというのに…!
「それでだ…
BBBの奴等が翔くんを捜している。
あの薬を翔くんに使ったんだろ?
あれで翔くんは、俺らに攻撃をしてこないと思うが…
BBBの奴等に会って記憶を戻されたら厄介だぞ。
次の手を早く計画しないと…」
「天に任せてある。
だから、問題はないはずだ。」
天なら、この先のことが見えてるはず…
そっちは、お前らに任せる。
今は翔との時間を大切にしたいんだ。



