「ねぇ、翔くんってさ…
彼女とか好きな子いるの?」
琴羽さん…!
ボスの前で、なんでそんなこと聞くんですか!
ほら、ボス睨んでます!
「えっ…?俺ですか…?
彼女や好きな子なんていないですよ。
俺、兄さんと違ってモテないですから~」
いやいや!
明らかにモテるでしょう!
そんだけカッコイイ顔しといて、それはモテない俺らからすれば嫌味ですよ!
ボスは、弟さんの言葉で笑顔になっていた。
ボス…
「嘘は良くないよー
俺くらいにカッコイイ顔しといて、モテないは嘘ついてるって分かるよー
告白とか毎日のようにされてるんじゃない?」
琴羽さん、さりげなくナルシ発言してますね…
「兄さんや俺の友達なんかは、女の人からよく告白されていますが…
俺なんか、本当に全くモテないですよ。
俺に告白する人は、友達として好きですから…」
たぶん、俺も琴羽さんも思ったと思う…
こいつ、天然か…!
絶対に告白してきた奴等…
恋愛としての好きだよ!
「いやいや、それ絶対に恋愛として好きの告白だよね?
天然系作ってるの…?」
琴羽さん…っ!
言ったらダメだって…っ!



