「触らないで?
おかしなこと言う女だな。
翔は、俺のものだよ。
自分のものに触らないではおかしいよね?」
この男も水無月と同じ…ホモ!?
なんでこう…
翔ちゃんって男からもモテるのー!!
「結城!起きやがれ!」
「翔ちゃん!起きて!」
私と南は、ぐっすりと寝ている翔ちゃんを起こそうと叫んだ。
「無駄だよ。
翔は、これでぐっすりと眠っているからね…
そんな大きな声を出しても起きないよ。」
男は、小さな注射器を出して私たちに見せてきた。
「翔は、注射が嫌いだからね…
こそっと射つのに大変だったよ。」
「……ちっ。
だから、急に倒れるように眠ったのかよ…」
えっ…!?
そうだったの…!?
「さぁ、翔。
俺らの家に帰ろうね。
あぁ、楽しみだな…
翔が目覚めたときの驚いた顔…
考えただけでもニヤけてしまうよ…」
この男は、翔ちゃんにサプライズをするつもりで言ってると思うけど…
私たちから聞いたら、ただの変態の発言にしか聞こえないわよ…!



