~ 七瀬 視点 ~


「ハァ…疲れたぁ~!」


今回の依頼すぐに終わらせようと思ったら、結構時間かかっちゃった。

翔ちゃんで癒そうっと~


「あれ…?

翔ちゃんは、どこにいるの…?」


私が事務所に戻ると、翔ちゃんがいなかった。


「あぁ、結城でしたら…

先程、南さんが結城の部屋に連れて行きましたよ。


結城、疲れて寝てしまったみたいなので…」


「えぇー、翔ちゃん寝ちゃったのぉー!」


ショック…

翔ちゃんに癒してもらおうと思ったのに…!


あっ、でも…

翔ちゃんの寝顔見ても癒されるかもしれない~


私は、そのまま階段を上り翔ちゃんの部屋に向かった。

寝室に向かうと、翔ちゃんはベットで寝てるみたいだったけど、何故か南が翔ちゃんの横で項垂れていた。


「あんた、何やってるの…?」


「……あっ、七瀬!良いところに来た。

これ、どうにかしてくれ…」


南が自分の服を見せてきたと思ったら、南の服を翔ちゃんが握りしめていた。