「俺に嘘をつくなんて…
透、いい度胸してるね…?」
ボスは、クスッと笑い脅すような低い声を出した。
恐ぇぇぇー!
ボスが怒ってるよぉぉー!
だから、嫌だったんだよっ!
俺一人でボスのお守りをするのわ!
「透、言わないつもりなら…
俺、透に何するか分かんないよ?」
「い、いいます…!
言いますから、その手に持っている糸締まってください…っ!」
ボスの武器の糸は…
ちょっと皮膚が触れたら、ナイフでやられたくらいに血がでる。
てか、金属をも切れる。
あり得ねぇだろ!?
でも、ボスならあり得ねぇことも出来るんだよ!
たぶん、あの糸を手に入れてもボスのように自在に操れないと思う。
ボスは、何でも一人で出来るから恐いところなんだ。
糸って怖いことを知ってもらえたでしょうか?
ボスが恐ろしい人だと分かってもらえたでしょうか?
って!俺は誰に言ってるんだよ!
現実逃避はやめろ!
この状況は、マジでヤバイよぉ…



