BBB ~ 変人たちの集まり ~ 【完】


や、ヤバイ!


「あ、あの七瀬さん…?

誤解ですからね!あの七瀬さん!?」


七瀬さんは、呆然と立ち尽くしていた。


「おい、どうしたんだよ…

なんの騒ぎ………」


南さんも部屋を覗いてきて、俺らの体勢を見て固まっていた。

俺は、すぐに結城から離れて誤解を解こうと七瀬さんたちに近づいたら…


「あ、あの……

俺は、偏見とかないからさ、いいんだけど…


場所考えてやれよ…」


南さんは、一歩俺から遠ざかり七瀬さんを引っ張ってドアを閉めた。


「あらら…

誤解されちゃったね…?」


「馬鹿か!誤解されちゃったねじゃねぇだろ!

早く誤解とかないと…!」


俺は、すぐにドアを開けて南さんたちに誤解を解こうと思ったら…


「うわぁぁぁぁん!

翔ちゃんが…翔ちゃんが…


やっぱり、水無月と出来ていたよぉぉっ!

南たちの嘘つき!


うわぁぁぁぁん!翔ちゃゃゃんっ!」


七瀬さんが泣き崩れていて、南さんと暁くんが七瀬さんを慰めていた。