~ 水無月 視点 ~
ふぅ…
ようやく片付きましたね…
私は、結城兄の情報を収集していて、それをデータにし、次の行動は何をしてくるのか?とかをまとめていた。
もう、朝ですか…
一睡も出来ませんでしたね…
「悠真、寝てないだろ?
俺が永遠に眠らせてあげるよ。」
結城が起きたみたいで、私の後ろからダーツの矢を少し刺してきた。
「よくも電流を流してくれたね…?
おかげで気絶しちゃったよ~?」
「よかったじゃないですか。
最近寝てないんでしょう?
隈が酷いですよ?」
結城は、アハハと笑ってダーツの矢を首に刺したまま私の目の前に移動してきた。
「うん。悠真のおかげでよく寝れたよ。
だけどね、電流流すのはよくないよね?
気絶するほどの電流だよ?
悠真も試してみたら?
気絶するより、もっとスゴイ電流流してあげるからさ。」
「それは遠慮しておきます。
そのダーツの矢だけでも痛いですから。」
結城は、もう一つの空いた手で私の首を掴み目にダーツの矢を当てようとしていた。



